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思ったこと、書きたいことを、ちょこちょこと書いていきます。

大学のことをいろいろ言う前に

大学関係者も、そうではない人も、けっこう大学の話をするのが好きらしい。

 

でも、いろいろ議論する前に、確認しないといけないものがある。

 

教育基本法 第7条

大学は、学術の中心として、高い教養と専門的能力を培うとともに、深く真理を探究して新たな知見を創造し、これらの成果を広く社会に提供することにより、社会の発展に寄与するものとする。

2 大学については、自主性、自律性その他の大学における教育及び研究の特性が尊重されなければならない。

 

この原則を無視したら、その大学は日本の大学ではない。

 

この条文は、改正後に付け加えられたものだ。

教育基本法には、大学に限定された個別の条文は存在しなかった。

昭和22年教育基本法制定時の条文:文部科学省

 

正直なところ、僕は旧基本法の理念を支持する立場だけど、 現行基本法ですら大学が教養の涵養と真理探究の場であることを明記している。

ところが、実際は専門的能力の育成ばかりに目が向いてしまっている。

 

というよりも、そもそも、大学関係者の多くも、自分たちの存立根拠である新旧の教育基本法を読んだことがないのではないか。

 

最後に付け加えておくと、日本にはさらに重要な原則がある。

 

日本国憲法 第23条

学問の自由は、これを保障する。

 

先人がどれだけの苦労を払って、この権利を確立したのか、きちんと認識する必要がある。