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sugimoto_t weblog

思ったこと、書きたいことを、ちょこちょこと書いていきます。

ブラック企業を判断する基準

社会や政治に関すること

大学生と話をしていると、いわゆるブラック企業について、たずねられることがよくある。

 

どのような会社がブラック企業なのか。

その判断基準はいろいろあると思うけど、僕はこう考えている。

「宗教や精神修養団体で、会社の正式な社員研修を行っている企業は注意した方がいい。」

 

企業というのはあくまでもゲゼルシャフトであって、社員の内面に介入するようなことがあってはならない。

宗教というものは、当然ながら、人間の内面に直接的に作用を及ぼす。

ある会社が正式な社員研修を宗教やその施設で行うとする。正式な社員研修ということは、その研修への参加は社命・公務になるため、従業員はそれを拒否することができない。つまり、企業が宗教施設などで社員研修を行うことは、絶対的な領域であるべき個人の内面に企業が強引に介入する危険性をはらんでいることになる。

こういった危険性に対する意識が欠如しているとすれば、やはりその会社はブラック企業である可能性が高いと思う。

 

そもそも、この類いの研修を行っている企業の経営者のうち、自分もそれに参加している人たちはどのくらいいるのだろうか。経営者は空調の効いた部屋で過ごして、社員だけに滝行をさせているような企業もかなり存在しているのではないか。

 

自分のことを棚に上げて、部下や従業員を鍛え直すことばかり考えているような経営者や幹部社員が、僕の周りにもいる。

やたらと部下のマナー知らずを責めているが、他のお客さんもいるイベントの中で大きな声で部下を叱責し、「飛ばすぞ」などと脅しているその上司の方がよほど不快で、マナー違反だ。

 

精神修養が必要なのは、新入社員ではなく、より重い責任を負っている幹部や経営者、指導者たちのはずだ。

にもかかわらず、部下にばかり厳しい研修を課しているような企業があるとすれば、そのような会社が風通しのよい会社であるはずがない。

少なくとも、僕は自分の学生たちにそのような企業は決してすすめない。